今回は、父が歳をとるごとに自分の財産の引継ぎについて、真剣に考えている様子が見受けられるようになりました。私の父も95歳となり自分所有の土地や預貯金の財産の譲り渡しが、スムーズにできるようにと考えているようです。
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また、知り合いなどから遺言書の話を聞いたのもきっかけかもしれません。今回公正証書遺言書を作成することになりましたので参考になれとば思い、私の場合の手続きなど紹介します。
父の想い
父名儀の財産は、宅地・農舎が1,000㎡、農地が5,000㎡、山林スギ・ヒノキで20,000㎡が父名儀の財産になります。ただ、宅地などは築年数が50年以上だったり、農地も立地条件の良いところにはなく、山林も時価にするとほぼ金にならない状況です。
父が今まで一人で管理してきた財産を、自分が亡くなった後、スムーズに管理してくれるよう遺言書を作成したいと言います。我が家の家族は、兄弟が4人で母は、13年前に他界しています。長男が県外在住で、長女も嫁いで県外在住です。私と妹が近くに住んでいて父の面倒をみています。
父としては、私と妹とに財産を譲りたい思いがあるようです。と言うのも近くにいて、ほぼ毎日様子をうかがいに行ったり、食事などの世話もやっていることから、私たちへの感謝の父の思いだろうと思っています。
公正証書遺言書作成手続き
具体的な手続きは、父を連れて公証役場に行って、父の思いを公証人に伝えると、それを基に公正証書遺言書を作成してくれて、原本の遺言書を公証役場で保管してくるものです。いざ父が亡くなった場合それを基に色々な手続きを済ませる流れになります。
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公証役場の公証人からは、とてもわかりやすく説明もしてもらって、初めての人にも当たりも良く、ほっとする所と初めてわかりました。作成費用は当然かかりますので、ご留意ください。公正証書遺言書作成費用は、遺言書に書く財産の合計額に基づく手数料、証人の日当等が主な費用になります。ちなみに父の場合、約50,000円ほどでした。
最後に
初めて見た遺言書は、父の将来トラブルのないようにとの思いと今まで世話になった思いがつまったものとなりました。父の思いを書面で残しておくことは、いざとなった時にスムーズに兄弟などの理解も得られて、良いことだと思いました。まだまだ元気でいて欲しいものです。
父母のいらっしゃる家庭では、遺言書も将来に向けた安心アイテムとして話し合うのもいいかもですね。