シニアのためのお役立ちアイテム

シニアの方の多い悩み解決ブログです。いつまでも若々しく楽しい生活ができるような情報を発信していきます。

シニアの健康診断~前立腺腫瘍マーカー編~

この記事をシェアする

近頃は男性の人間ドッグや地域の検診で必須検査あるいはオプション検査になっている、前立腺腫瘍マーカーPSA検査(血液検査)があります。私は40歳前半から人間ドッグでこのPSA検査を受けて基準値を上回り、人間ドッグを受けると、受けた毎に要精密検査の結果通知がきていました。

 

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

西東京中央総合病院さん(@nishitokyochuobyoin)がシェアした投稿 -

 

17年間は要精密検査の通知も気にしていませんでしたが、さすがに60歳を迎えるにあたり精密検査を受けることにしました。その結果は、結局白黒はっきりせずに「経過観察」と言う診断でした。

 

でも、一番心配していたのが前立腺がんだったので、今はグレーの状態だとわかったこと、仮に前立腺がんになったとしても経過観察によって初期の段階で治療ができることがわかりましたので、ふ~っと一安心して現在に至っています。

 

PSA検査で数値が高くて、精密検査が必要な方は参考にしてください。そして、こんなものかと思われたり、少し気が楽になったり、早速病院に行こうと思われる人がおられれば幸いです。

 

1)PSA(ピーエスエー)とは

PSAは「前立腺特異抗原、prostate-specific antigen」の略語で、前立腺の上皮細胞から分泌されるタンパクです。多くは精液中に分泌され、精液のゲル化に関係しています。ごく微量が血液中に取り込まれ、その値によって今回のように「PSAが高い」と指摘されることがしばしばあります。他の臓器の異常では数値は変わらず、前立腺の異常のみ反応することから、前立腺に特異的な抗原といわれています。前立腺がんでも数値に反応が出やすいことから、前立腺がんの腫瘍マーカーとして使われるようになりました。

 

健康診断、人間ドッグ、かかりつけの先生のところでの検査など、PSAをチェックする機会が増えています。一般的にPSAが高い、と言われる基準値は、4.0ng/mlとされています。この数値より高い場合は、異常と言うことになりますね。

2)PSAが高い原因について

PSAが高い場合に考えられる疾患は、前立腺がん、前立腺肥大症、前立腺炎、などです。また、前立腺への機械的な刺激でも軽度上昇する場合があります。

 

まあ一概に前立腺がんとは言えないと言うことです。私の場合はこのPSAの数値が6.34ng/ml~高い時で7.11ng/mlです。

f:id:sinia-yakudati:20190908050425j:plain

PSA検査数値

3)精密検査結果

それで、最初の精密検査を受けましたが、検査項目は血液検査、エコー検査、MRI検査を受けました。検査そのものは今まで検診等で受けたことのある検査だったので不安もなく無事終了しました。

 

その時は、PSAの数値ももちろん高い6.50ng/mlで、MRIの画像を先生が見られましたが、はっきりとした結果は言われませんでした。ただ、疑いはあるので、次回は針生検をやりませんかと言われ、この際はっきりさせようと思い受けることにしました。

 

1か月後に、1泊入院で針生検を受けました。初めての検査で不安いっぱいで病院に向かいました。先生や看護師さんから、検査前の説明が改めてありました。麻酔を行い前立腺に針を刺して3か所の以上の組織を採取して、組織を見られるそうです。

 

針生検は、麻酔やリラックスの薬などで痛みもなくスムーズに受けることができました。いよいよ結果について、先生よりお話がありました。結果、今のところ組織をみたところでもがんはありませんでした。というものでした。

 

これでがんの心配から解放されると思いましたが、先生からは、これも100%のものではないので、引き続き経過観察を実施しましょうと言うことでした。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

beagle NANAさん(@nana20110206)がシェアした投稿 -

 

え~と思いましたが、今の自分の状況がわかったことと、経過観察による初期の段階でのがん発見の可能性など、今後の生活の中でこの前立腺がんについては、安心していいのかなあと思っています。皆さんの参考になれば幸いです。