シニアに多いひざ痛ですが、年齢のせいだとあきらめていませんか!「歩くのがつらい」「昔はひざ痛を気にしないで、もっと旅行を楽しめたのに」「ひざの痛みで、夜もまもとに眠れない」等いろんなことに我慢したり、諦めたりして生活を送っていませんか?また、ひざ痛は、やっかいなことにいろんな体調不良の原因になるとも言われています。
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一回きりの人生です。以前のように行動力があって楽しかったことも多かった日々を少しでも取り戻せるよう、自分のひざ痛の状態を知り、ひざ痛の改善に挑戦しましょう。当ブログでは、「100歳まで自分の足で歩けるひざ年齢 若返えりメソッド」著者 医学博士 磐田 振一郎を基に紹介します。
シニアに多いひざ痛の原因とひざ痛の悩み解決アイテム
悩ましいひざの痛みの改善ポイントは、原因をしっかりわかって、その原因に合った改善を行なうことです。
1)ひざ痛の現状
厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査の男女別の有訴者率の上位5症状を見てみると、「手足の関節が痛む」という自覚症状がある人の人口千人当たりの割合(有訴者率)は、男性40.7、女性は70.2で男女ともに有訴者率の上位5位以内に入っています。
統計資料でもわかるように、ひざ痛は「手足の関節が痛む」に入りますが、男女ともに50代以上が多く更に女性に多い悩みとされています。
また、ひざ痛になると痛みのために歩くことや体を動かすことがおっくうになり、身体活動量が減少し外出機会が特に減って、筋力低下・体力・持久力の低下・体重の増加につながり、ますます動けなくなり閉じこもりや精神的な落ち込みなどにもつながります。
そしてそれが悪化すると寝たきりになる危険性や不眠・抑うつといった心の不調につながる可能性があると言われています。やがては介護が必要な状態となります。
2)ひざ痛の原因
シニアの「ひざの痛み」原因の多くは、変形性膝関節症によって引き起こされている。この変形性膝関節症は、ひざの関節軟骨がすり減って、じっとしていも痛むようになり、歩くことや日常生活動作が困難となっていきます。
ただ、歳だからと言って安易に変形性膝関節症と判断してはいけません。ひざ痛がみられる疾患には変形性膝関節症のほかに、関節リウマチ、大腿骨内顆骨壊死、半月板・靱帯損傷、痛風・偽痛風などがあり、大腿骨内顆骨壊死は変形性膝関節症と合併しやすく、半月板損傷があると将来的に変形性膝関節症を発症しやすくなります。
ひざ痛の患者数が最も多いのは変形性膝関節症ですが、違った痛みの原因もありますので、ひざ痛の原因を正確に知るためには整形外科の病院で診てもらい、適正な治療や改善策を実施しましょう。
3)ひざ痛の予防と改善
ひざ痛の予防と改善には、医療による手術や注射・投薬治療等があります。また、ひざ痛の予防改善にはセルフケアも効果的とされています。主なものでは、ストレッチ、筋力トレーニング、有酸素運動などがあります。また、他にサポーターやサプリメント等もあります。症状に合った予防と改善に取り組みましょう。