ウイズコロナで病院や福祉施設等は当然家族との直接面会もなかなかできない状況が続いています。
特に高齢者施設に入所されている方々は、定期的に家族との面会も楽しみの一つであったと思います。今は楽しみが少なくなっているのではと思います。
そんな中にバーチャルで旅行気分を味わってもらおうと始めたサービスがあったので紹介します。
夢たびが始めた「夢たびバーチャル旅行」です。
介護付旅行サービス「夢たび」
「夢たび」は「要介護」の方々の夢や思いを叶えることがコンセプト。
「要介護」であることから、周りへの負担や介助への負担を考えてしまったり、自分の意思とは裏腹に自由のきかなくなった身体のことを思ってしまったり、なかなか実現できず、無理なこと、諦めかけている旅行やお出かけへの思いをお手伝いする。
「夢たび」は、要介護となってしまった高齢の方々や、身体の不自由な方々が安心して「旅行」や「お出かけ」に参加いただけるよう、専門の夢たびヘルパーがしっかりサポートし、旅行やお出かけを通じて感動を提供するという介護付旅行サービスのことです。札幌にある(株)秋吉と、いう会社がやっています。
夢たびバーチャル旅行とは
今は、高齢者の旅行はほぼできない状況にあります。そこで夢たびは、新型コロナウイルスが長引く中、高齢者施設を主な対象に旅行気分を味わってもらおうと、国内外の観光地27コースをオンラインで楽しめる「夢たびバーチャル旅行」のサービスを始めました。
同社スタッフが観光地へ実際に行き、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使って、リアルタイムの映像をガイドの説明も交えながら配信するものです。
土産物店に立ち寄って買い物もできる。
このサービスで楽しめる観光地は、国内では「札幌と小樽」や東京、「名古屋と伊勢」、大阪、鹿児島の5地域。
海外では、パリやドイツ・ハンブルグ、オーストラリア・シドニー、グアムの4地域で、各地域に3コースずつを設けているそうです。え~海外旅行もできるんですね。
最期に
コロナが早く終息して以前のような日常が戻ってくることが一番ですが、高齢者の外出等の機会が少なくなっています。「夢たびバーチャル旅行」は、コロナ過で生まれた新しいレクレーションになるんでしょうか。
土産店に立ち寄って、自分の好きなお土産まで買えるというシステムは感心します。このサービスで高齢者が少しでも楽しい気分になれば夢たびも成功でしょうね。
このような新しいサービスはデジタル化によってどんどん進んでいくんでしょうか。取り残されないように情報収集だけはしっかりやりたいです。