気象庁の今年の梅雨入り速報値
気象庁は令和3年の九州南部の梅雨入りの速報を発表しました。令和3年九州南部の梅雨入りは5月11日だったそうです。
例年が5月30日の梅雨入りなので19日早い梅雨入りになります。統計史上2番目に早い梅雨入りなんですね。
気象変動により、今まで蓄積された統計データーは参考にならいような状況です。
九州南部 統計史上2番目に早い梅雨入り
今年(2021年)の梅雨入りは、各地で記録的に早くなる可能性があります。きのう(11日)は、九州南部で平年より19日も早く、統計史上2番目に早い梅雨入り(1位:1956年5月1日)となりました。一方、先週(5月5日)梅雨入りした奄美地方や沖縄地方は、早くも梅雨の中休み。きょう(12日)は、石垣島など八重山地方を中心に所々で30℃以上の真夏日となりました。これは、夏の太平洋高気圧が平年より強く、日本の南まで張り出しているためです。沖縄は梅雨明けしたかのような夏空が広がる一方、梅雨前線は本州付近まで押し上げられ、西日本や東日本では梅雨の走りのような天気となっています。
このタイミングで、西日本や東日本が梅雨入りする可能性もあるそうです。
もし、16日(日)に梅雨入りとなれば、四国・近畿などでは、統計開始以来最も早い梅雨入りになるそうです。
また、気象庁は今年の雨の季節が記録的に早まる可能性があり、最新の情報をチェックするようにと呼び掛けています。
近年の大雨による災害
梅雨と言えば大雨による災害です。低い土地の浸水、土砂崩れなどが発生します。2020年(令和2年)も大雨による災害が相次いで各地で発生しました。災害の経験や教訓を後世に伝承することなどを目的に「令和2年7月豪雨」と名前がつけられたそうです。
中でも7月3日から7月31日にかけて、日本付近に停滞した前線の影響で各地で大雨となり、人的被害や物的被害が発生しました。
特に九州では4日から7日にかけて記録的な大雨になり、大規模な河川の球磨川・遠賀川・筑後川・大分川が氾濫し甚大な被害をもたらしたのは記憶に新しいニュースです。
現在も被災地では復旧作業が懸命に進められています。
球磨川の流域では、多くの雨量観測所において、戦後最大の洪水被害をもたらしたS40.7洪水やS57。7洪水を上回る雨量を観測し、複数の雨量観測所において、観測史上最多雨量を観測したということです。
繰り返しますが、今までのデーターは参考にならないような災害が発生する可能性は否定できません。
「今まで大丈夫だったから大丈夫。」は、あてにならないかもしれません。現在の気象変動を考慮しつつ情報収集を行い災害対応をしなければならないのではと思います。
最期に
梅雨は私にとっては嫌な季節です。私の家は低い土地に建っていて近くに川が流れています。大雨が降り続き川が氾濫すると、家が冠水するおそれがあります。家が冠水すると家財道具や家電製品など被害がでるのは間違いありません。
大雨にならないようにと心の中で念じながら、大雨の時に少しでも家に被害がないように準備を進めようと思っています。土のうはいつも20個ほど準備しています。また、周辺の側溝や排水路の掃除を行い排水がきっちりできるようにしたいと思っています。