認知機能のチェックで変化をみる
シニアもスマートフォン・パソコンに慣れる
愛読の新聞に、認知機能をインターネットを利用してチェックができる記事があったので紹介します。
シニアになり、体の動きが以前より俊敏さがなくなった、物忘れも少しづつ増えてきたような感じがする中で、認知機能の低下も気になりますね。
そんな中に、普段からちょっとしたスキマ時間に認知機能が手軽にチェックできる記事をみたら興味がわいてきました。それもインターネットでできます。コロナ禍の中、病院などにもいかずにできるのはありがたいツールだと思います。
また、父母や兄弟にもパソコンやタブレットがあればできるので、認知機能の簡易チェックに使えます。
菅内閣でも、新たにデジタル庁の新設がなされ、今からはスマートフォン・パソコンによる行政手続きの簡略化や日常生活においてもとても便利になるかもしれません。
シニアもスマートフォン・パソコンの使い方には十分対応できるようにしておきたいです。
「脳の健康」普段から意識する!
さて本題ですが、昨年の秋からインターネットを使って普段の認知機能をチェックする「JーTRC」が東京大などによりスタートした。また、民間でも同様の測定方法が開発され、自治体や企業でパソコンなどを使った認知機能チェックが始まっています。
東京都健康長寿医療センター脳神経内科の岩田淳部長は「現在、認知症の予防は日進月歩で研究が進んでいる。そうした知識を使わない手はない。もう日常生活で、「プレインパフォーマンス」(脳の健康度)を気遣う時代になっていると思う。」と指摘されています。
現在、岩田部長らも参加するJーTRCは、アルツハイマー型認知症の芽を摘み取り、認知症の治療薬と予防薬を開発することを目標とされているそうです。
募集した2万人のボランティアに約15分で実施可能な2種類の認知機能(記憶・思考力)テストをインターネットでやってもらい、以後3ヶ月ごとに繰り返してスコアの変化を記録し、認知症の発症リスクを調べていくプロジェクトです。
私も登録利用してみましたが、アカウント登録やプロフィールの入力など最初は少し面倒ですが1回やればOKです。
その後3カ月ごとに登録したメールアドレスに情報の更新と認知機能検査の受検お願いの電子メールが届いて15分のほどの認知機能テストをインターネットで行うものです。
登録されたデーターとテスト結果の変化を研究者が追跡し、アルツハイマー病ほかの認知症を将来発症する危険度を推定する研究が行われるそうです。
テスト内容は、とっても簡単です。記憶力や日常機能のテストなどあります。
JーTRCへの参加は自由で、参加の辞退はいつでもできるようになっています。
私も認知症に興味がありますし、定期的に認知機能のチェックし、認知症予防や早期発見などができればと思い登録しました。しばらくは続けてみようかと思っています。
結果もご紹介していきます。
興味のあられる方は↓
民間事業者の認知機能診断
民間事業者で同様なツールを持っているのが、認知症機能治療薬のメーカーであるエーザイです。
「のうKNOW」という認知機能のチェックツールです。パソコンやタブレット端末を使って約15分でセルフチェックができるものです。
「認知機能のチェック法はJ-TRCとほぼ同じ信頼性があると思う」と岩田部長も認めたツールです。
「のうKNOW」は画面上でトランプのカードが自動的にめくられ、「はい」か「いいえ」で答え①反応速度②注意力③視覚学習④記憶力の四つのの機能を検査する。
50点満点で、結果はA~Cの3段階で評価され、結果に基づいて日常生活面での指導が示される仕組みになっている。
このツールは、自治体や企業向けに販売されている。島根県の美郷町は「脳の健康教室」でこのツールを活用していて、平均年齢77歳の町民80人がセルフチェックを受けている。
最後に
岩田部長は「大体、認知機能は50代から落ちてくる。これらのツールを活用すれば、早めにセルフチェックをして役立てることができる。意識してブレインパフォーマンスを保ち、脳のコンディションを整えることを目指してほしい」と記事投稿をされています。
他人事ではない年齢となりました。役立つツールには興味を持っていきたいと思います。